質屋とキャッシングはどちらがお得?

冠婚葬祭や事故、病気など、生活をしていると思いもよらない出来事でまとまったお金が必要になることがあります。人によっては手持ちのお金がない! なんてケースもあるでしょう。こういったピンチを切り抜ける方法のひとつに、「質屋」や「キャッシング」でお金を借りるというものがあります。ここでは、その仕組みとそれぞれの特徴を詳しく解説していきます。

質屋でお金を借りる

質屋の起源は鎌倉時代までさかのぼり、昭和40年ごろまでは庶民融資の主力でした。近ごろはどちらかというと、不要になったブランド品や宝石などを「買い取ってもらって換金する」イメージが強いため、質屋でお金を借りられるということを知らない方も少なくありません。では、実際に「質屋でお金を借りる」とはどのような仕組みで成り立っているのでしょうか。

質屋ではその名の通り、宝石やブランド品といった自分の持ち物

を「質(担保)」としてお店に預け、その価値に見合ったお金を借りることができます。もちろん借りたお金には利息が発生しますが、決められた期日までに借りたお金と利息を合わせて返済すれば、預けた物を返してもらえるというわけです。もし期日までにお金を返済できなかった場合には、「質流れ」と言って、預けた物が借りたお金の返済にあてられるため、借金は利息も含めて返済の必要がなくなります。

 

キャッシングでお金を借りる

「キャッシング」は、消費者金融の窓口やATMなどからお金を借りることができるサービスを指します。キャッシングを利用するためには審査に通る必要があり、借りられる金額も所得などに応じて上限が決められています。

質屋でお金を借りるには「質(担保)」が必要なのに対し、キャッシングは担保を必要としないのが一般的です。その代わり、返済が滞った際には督促があったり、最悪の場合には財産や給与が差し押さえされたりということもあります。

また、キャッシングを利用するとその記録が信用情報機関に残りますので、万が一返済が滞ってしまったときには、自身の信用情報に傷が付くことになるため注意が必要です。

 

質屋とキャッシング、どちらがお得?

急なお金が必要になってしまったとき、質屋とキャッシングのどちらを利用する方がお得なのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。

質屋でお金を借りるメリット

  • 信用情報に記録が残らない
  • 返済できなかった場合には、質(担保)を手放すことで借金がゼロになるため、督促や取り立てがない
  • 質に入れる物の価値以上のお金を借りることができないので、借り過ぎの心配がない

 

質屋でお金を借りるデメリット

  • 金利が高い(キャッシングと比べて上限金利は5倍以上)
  • 金利が高いため、返済が遅れると支払総額が大きくなってしまう

 

キャッシングでお金を借りるメリット

  • 無担保でお金が借りられる
  • 質屋と比べて金利が安い

 

キャッシングでお金を借りるデメリット

  • 信用情報機関に返済が遅れた記録が残ってしまう
  • 事前の審査が必要
  • 返済が遅れると督促があり、給与や財産が差し押さえられることもある

 

自分の所有物を担保にお金を借りる質屋のシステムは、お金を借り過ぎてしまったり、返済が遅れて信用情報機関に記録が残ったりする心配はありません。もし急にお金が必要になった場合、キャッシングと比べると安心な面が多いと言えるでしょう。